所属
東北公益文科大学・学長補佐・准教授
プロフィール
略歴
北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科博士後期課程、日本学術振興会特別研究員を経て 2005 年より東北公益文科大学専任講師。博士(知識科学)。2012 年より准教授。専門は「ナレッジマネジメント (知識経営)」。経営組織論の視点から地域医療連携、多職種連携の現場を調査し、その過程や要件の鍵を抽出するケーススタディを得意とする。
近年は、ヘルスケア領域における異分野・異業種連携を「社会連携」と定義し、文部科学省科学研究費 (基盤研究 C) 「ヘルスケア領域における次世代連携モデルの探索―医療連携・多職種連携から社会連携へ」(2021-2023 年度)の採択を受ける。 教育活動については、2013 年 10 月より文部科学省「地(知)の拠点整備事業」の事業担当者として、大学と地域との間に立ち、地域課題の解決と人材育成の各種プロジェクトに取り組む。その一環として立ち上げた「やまがた多職種連携学生ネットワーク」では、県内外の医療・介護を学ぶ学生を巻き込んで、 “学生時代から顔の見える関係を”を合言葉に、IPE の新しい形を提案した(~2018.3)。現在は、近隣看護学校 2 校との学校間 IPE の試行に加え、コロナ禍におけるオンライン IPE として、県内外の医療・福祉系学生を巻き込む緩和ケアの連続講座を企画・運営している。
直近の業績・活動【総説】
・ 「『連携』を読み解く―第 1 回 顔の見える関係,飲みニケーション再考と連携の会」『都薬雑誌』41-11,pp.45-49, 2019
・ 「『連携』を読み解く―第 2 回 「場」という着眼点の提案 」『都薬雑誌』41-12,pp.37-41, 2019
・ 「『連携』を読み解く ―第 3 回 リーダーシップ 」『都薬雑誌』42-1,pp.52-55, 2020
・ 「『連携』を読み解く ―第 4 回 (最終回)道具をどう組み合わせるか」『都薬雑誌』42-2,pp.13-16,2020
学会発表
・ 「連携のハイブリッド戦略 ― 人間と技術の統合が相乗効果を生み出すのはなぜか?」第20回日本医療マネジメント学会学術総会(口演,2018/6/9)
・ 「異分野・異業種との社会連携の『鍵』― 京滋摂食嚥下を考える会のケーススタディ」第21 回日本医療マネジメント学会学術総会(口演,2019/7/19)
・ 「異分野との連携を促進する二項対立」第25回日本摂食嚥下リハビリテーション学会(ポスター,2019/9/7)
・ 「"裏方"のちから ― 『確信あるいは覚悟を帯びたテーマ』が連携を導く ―」第23回日本医療マネジメント学会学術総会(口演,2021/6/25オンライン)
・ 「社会化する医療(医療3.0)の時代 ― 医療連携,多職種連携から社会連携へ ―」第14回日本在宅薬学会学術大会(シンポジウム指定演題,2021/7/22オンライン)
・ 「地域に根差す専門職養成カリキュラムの一提案 ― 学校間IPEの目標とトライアル ―」第33 回日本看護学校協議会学会(シンポジウム指定演題,2021/8/4)
・Study on the role of university faculty staff in community social work education in Japan: A proposal of 'SDGs Practice-Education Hybrid Model', THE 26TH ASIA-PACIFIC REGIONAL SOCIAL WORK CONFERENCE(2021/11/12オンライン)
活動
- 地域医療連携推進法人「日本海ヘルスネット」地域医療連携推進評議会構成員
- 鶴岡市小堅地区アドバイザー(シェアハウスや遊び場づくりのディレクション,地域ビジョンづくりワークショップ等)
ほか自治体の各種委員会委嘱,依頼講演等多数
演題
夢語りから“物語り”へ
― 将来ビジョンから始める地域づくり ―